[グラスの底に残ったコーンフレークを溶けたアイスと一緒に食べきる。]
ごちそうさま。
こんなに楽しい食事をしたのは久しぶりだ。
[支払いは任せろというので大人しくみていだが、出てくるのは小銭ばかり。
(そういえば、スられたと言っていたな。……私が出した方がいいのでは。)
どうやらぎりぎり足りたようだが、流石に文無しを一人で放り出すわけにもいかない。]
前金だ。
[そういって自分が食べた分に少しプラスした分を彼に渡す。]
気にしなくていい。礼なら十分貰ったからな。
それじゃあ、また。
[店をでると、先程と変わらず賑わっている。
さて次はどこに行こうかと、宝の地図を広げるのだった。]*