可憐なニンゲンサマと小さな仔犬
[必死になって駆け登り、
彼女が塔から落ちてしまわないように、
声をかけると、ニンゲンサマは少し驚いたような顔をしていました。その足元にはふわふわふかふかな…ニンゲンサマにしては小さい生き物のようでした
>>41そしてそのニンゲンサマは、こちらの心配を宥めるように微笑んでお声をかけてくれました
>>43]
え…あ…落ちないの ですか?
……ああ、よかった……そうでした…
ここには、妖精さんや色んなニンゲンサマがいらっしゃいますから…
きっと、落ちても、ひとりぼっちにはなりません
その、ふわふわなこ、かわいいですね
……おとなり、いい、ですか?
[と、もし許可が取れれば隣に座ることでしょう。
そして塔の上から、パレードの方を見ます。
遠くに見えるパレードや花火はとてもキレイです。そして、それを映し出す星空も]