だけどさ、落ち込むだの寂しいだの言っても、枯れるもんは枯れるし。しょうがないよね。だから、そこは割り切ってるつもり、だけど。[そこまで言って、飯島ははたとケンの方を見る。]ねえ、もしかしてケンくん、俺のこと心配してくれたりしてるの? ちょっと感動なんだけど。[少しだけ冗談めかした声色をしながら、少し様子を窺うように。自分のことが話題に上がったことが意外だったというように、ケンの方にちらりと視線を向けた。]*