[軽い挨拶のつもりであったが、彼女からは怒涛の返しがやってきた。元気がはち切れそうな様子。おいおい、と肩を竦め]そりゃ始業式なんだから、俺だってちゃんとするよ、しますよ。……お前も今日ぐらいは大人しくしとけ?他の先生たちに目をつけられても知らんぞ。[松本自身は生徒に口煩い方ではない。だからこんな言い方だ。覚悟とやらが以下程か、などと考えつつも彼女らしい言葉にはニヤリとした表情]ハイハイ、今年も宜しくな。[挨拶には挨拶。ヒラヒラまた手を振って、校舎に消えていくその背を見送った]**