* * *[ この場を去ろうとするオマエの背に、オレは声をかけた。 少し前まで話していたときとは違う、“王の声”で ] プラチナ大佐(・・)、報告書は速やかに仕上げて提出しろ。 報告すべき出来事があるのだろう? 有耶無耶にはできない。[ それは王として知っておかねばならないことだ。 オレがオマエにこんな風に話しかけるのは 軍議や侵略のときぐらいだが、 今は……素で話す気にはなれなかった。 ]**