—広場外れ—
[呼応するように、同じく徐々にか細くなっていき やがて 優しい声音で呼ばれる自身の名。>>19
我儘を叶えてくれた彼に 緩み切った表情で、はいと噛み締めるように応え。]
……。
そうやって、自分の気持ちを真摯に伝えようとする貴方が好き。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
[ゆっくりと吐き出される言葉は、当たり障りのないものでなく。此方の顔色を窺ったものでなく。真に、彼がそう思っているんだって、その言葉のリアル感にふわりと笑んだ。だからこそ、私からの提案にも、笑みを浮かべて 応えてくれるその言葉も、きっと本当のものなんだって。>>21]