現在・朝と夜
そりゃ結構だ。
[彼女の返答
>>31に、フットマンは表情を変えないまま肩を竦める。
道中、時折殺気が飛んできて数人には気付くことがあった──随分と嫌われたものだが、無理もない。どこにいても好き勝手して生きていたからね──が、ページボーイからそういうものはなくて、残念ながら、彼女の姿をフットマンが確認することはなかった。
ページボーイからフットマンに飛んだのは殺気ではなく警戒だったから、フットマンが気にしなかった、とも言えるかもしれない。
しかし、確信するまでには至らなくとも。
ある程度の消去法で誰が“お相手”なのか察しはついた。]