[大門から男の屋敷までの階段はそこから更に数千段。傾斜は更にきつく、道幅も狭くなる。人の身であればある程度整備された道を必要とするだろうが、妖魔は身体能力が高いので何とかなってしまう。優雅を誇りたければ、中腹辺りまで乗りつける乗り物でも用意せよ。勿論、先触れは必要だが。他のリージョンとをつなぐシップの乗りつける場所と煙霞山は妖魔の感覚では”それなり”に近い。]よし、そこまで。[ぱんぱんと手を叩いてみせたのは男だ。それ程大きくはないが、制止を受けて弟子達は動きを止める。]