星狩りの国-暁の街-

39 おひとりさまCafe7


客人 シュクル

[てんやわんやとする少年にも、少女は笑いかけ、名前を教えてくれた。>>22
呆れられないでよかった。という思いと、ひとりでじたばたしちゃって恥ずかしいな、という思いがぐるりと渦を巻き、少年は顔を赤らめながら頬を掻いた。]

ドール……さん。
ドールさん。こちらこそ、……えーと。仲良くしてください。

[『仲良くしてください』。と、その言葉に、返す言葉が見つからなくて、思わず鸚鵡返しをしてしまう。
見知らぬ人と交友関係を結ぶことは、この体はあまりしてこなかったのだろうか。慣れない会話に、(いや、記憶喪失の身に慣れるも慣れないもないのだが)それでも新たな交友関係が嬉しかった。]

[と、どうやら少女のところにパンケーキが届くらしい。
こちらの頼んだオムライスも、ケチャップで彩れば完成だ。
にこ、と再びこちらに笑いかけてくれた少女に、こちらも笑顔を返しながら小さく頭を下げた。

また、喋れるかな。]


[それから前を向こうとしたところで、『記憶がない』、と聴こえた気がして、少年はメイド服の女性をちらと見やった。>>33
目があったならば、慌てて会釈するだろう。]

(50) 2025/04/14(Mon) 22:58:04

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