[そうして、微かに聞こえた声に反論しよう]
君は本当にずっとずぅっと独りだったのか?
この監獄で私以外に出会った温かい人は?
君の大切な<ruby>フィア(主人格)の存在は?</ruby>
それら全てが無意味だったと言うのか?
違う、ちがう。違うだろう!?
この世は確かに地獄だ、残酷だ。孤独そのものだ。
だがそれでも!君を愛してくれた人は確かにいたはずだ!
現に今! 目の前に! 私がいるッ!
君を娘のように愛したこのアレッキーノ・コールマンが!
[例えこの声が届かずとも構わない。
泣いている子供に手を差し伸べるのは自然な事。>>0:306]