消えないで欲しいから、言ったんだよ。[黙したままの彼女に声を重ねれば、戸惑ったような、不安げな声が返る>>41。初めて聞く声で、初めて見る顔で。救いを求めてくれているのだと、分かったから] 助けるよ、勿論。 大丈夫、側にいる。 私一人じゃ力不足なら、 助けられるだけの力を集めてみせるから、 一人で抱え込まないで。[彼女が救って欲しいことを聞かなければ何の根拠も無く任せてとは言えない。でも傍にいて、手を握って大丈夫とは言えるし助ける為の尽力は惜しまないと言い切った]