[所詮人間、少女と話している間に受けた視線に気付くことはできなかった。>>46
広場へ抜け、いつもと同じ、肉や魚介、野菜のグリルをピタで包んだものを売る屋台へ立ち寄る。
そのまま持ち帰って食べることも出来、手が汚れないので手に持って食べながら歩くこともできる。いわゆるファストフードだ。
今日は食べながら町を歩いてみる。
祝祭の始まったばかりの町は騒がしかった。見知った顔が何人か声をかけてくれたが、大半は酔っ払いだ。
二日酔いに対応する薬はひと月前から大量に用意してある。明日、早ければ今日から早速ひと稼ぎできそうだ。]