あ、ごめんなさいね、自己紹介がまだだったわね。私の名前は、ローズ・メディレア。よろしくね、マウスちゃん。[突然トーンダウンする少年に、気を遣わせてしまったかしら、と困ったように微笑んで。当然、未来の大企業など知る由もない彼女は、彼の自己紹介>>45を聞いても何も引っかかるところはない。むしろ、彼女が名乗ったあとの彼の反応はどうだったか。それよりも、少年が乗っていた小さい車輪がついた板の方が気になって。時代のズレに気づかず悠長に、かっこいいものを使うのねぇ、なんて。小さく漏らす**]