わっ、も、もう動いていいんだべか!?[手を退けて、立ち上がろうとする赤いおじさんに慌ててそう言う。自分の手はべっとりと赤く濡れていて。それでも、立ち上がる身体をぎゅっと支えようとするか。身長差がかなりあるから、子供がぎゅっとただ抱きつく感じみたいになるけど。でも、力はあるので、多分支えるくらいはできるはず。]