[フットマンは背後に迫った殺気に、咄嗟に身を捩った。
直後に、彼の横をよく研がれたナイフが通り過ぎていく。
フットマンは腰の愛銃を手に取ると、銃底で相手の手を殴ってナイフを落とすと、襲撃者を思い切り蹴飛ばした。どしん、と相手が勢いよく壁に叩きつけられる。]
あ〜びっくりした。
[さして驚きもしていないような声音で、半笑いの表情を浮かべる。
フットマンは愛銃をホルスターにしまい、先ほど取り上げたナイフを拾い上げてようと前かがみになる。直後、頭上をレーザーガンの光線が通り過ぎていって、身体を起こしたフットマンは拾ったナイフをそのまま、光線が飛んだ方角へと投げた。]