[そうして落ち着いたアタイは自分の身の上と目的を打ち明ける。
するとサンシアが示してくれた解決案。>>53
学のないアタイには思い浮かばなかった案。
でも対処を人任せにして自分は待つだけなんて、と。
戸惑うように目を泳がせていれば真っすぐ見つめる目に促されるように見つめ返し──]
………、ダメなのかい? グーパン……。
まァ、薄々そんな気はしてたけどさァ……。
一発。せめて一発だけでも……、ダメ?
そっかァー……。
[がっくりと項垂れる脳筋。
だが、サンシアの言葉はもっともだ。>>54
一般人に暴力を振るうのは犯罪。
そうなれば妹を救うどころか地球に残してきた弟妹たちまで悲しませてしまう。それは絶対にダメだ!]