廃墟の谷間の百合と猫
[蟹目玉親父らを振り切って
>>54 キャンディ?そんな可愛い名前知らねー 瓦礫の合間を駆け抜ける250cc軍用バイク。
障壁が多くなってきたのでマーチェンドは運転に専念。
ナビをするのはもっぱら後部座席から。
勿論、頻繁に入ってくる通信にも気を配っている。
ただ、この辺はもう中立地帯への鏡界線を超えた。
傍受される危険がないとは言い切れない。
通信を使う場合は、なるべく隠語や暗号、あるいは
個人間にのみ通じる言葉を使う方がいいだろうか]
あんな所にも咲いてるじゃん、百合。
[これは暗号ではないマジもんだ。
植物とは逞しいもの。こんな瓦礫の谷間にも花を咲かせて。
箱舟にも
白百合の球根が乗っていたのだろうか?]
ん…?あれは……あんなことってある?