[帰らない、とはいえ、
ギルドの招集には応えなくてはならない。
自分は初めて会った日と、同じ服装で。
ウタはどうだった、かな。
手を繋いで歩くことに、もうだいぶ抵抗はなくなっていた。
今まで行ったことのない研究施設に通されて、自分もおのぼりさん気分で。]
[ギルド長の言葉を受け、魔道士達が魔法陣を描き、大きな門が出現する。
そうしてベアトリクスの声が響き、
ウタの順番が来れば、帰らない旨を告げるのだろう。
それから>>10言伝があるなら預かると話が出て、ウタが手紙を書くことにすれば、しばらくは待つ。
もしかしたら、まだ持ってたら、と、指輪のことを聞かれるかもしれない。
…結局捨てそびれていた俺は、門に放り込もうかと考えてたいた、のだが、
催促をされなかったとしても、ウタに指輪を返しただろう。]
火山口に放り込むぐらいしか処分方法が思いつかなかったから…。
[とかなんとか言いいながら?]*