[同年代の少年の中、人の良さそうな微笑みを浮かべて、相槌を打っている少年。それが飯島明良。彼の初登場は、教室内のガヤとして。教室内の些細なやり取りの一つとして。そんな彼がクローズアップして描かれるのは、もう少し後のこと。進路のことを話題に出した割に、三年生の今時分でも進路が決まっていないことが分かるのも、もう少し後のこと。]**