泥の男は鞄を開き物語の束をそっと取り出す忘れ去られて 消える泡沫もう終わってしまった世界の亡骸誰かに読んでほしくてけれども捨てざるを得なかった海の亡霊それでも きみを待っていたかもしれない世界の断片を どうかきみにきみによんでほしい ■がここにいきていること