ごめんねマウスくん。僕も行かなきゃ……
えっと、話した知り合いのほうじゃなくて
もしかしたら別の人を僕はずっと待たせたかもしれなくて
[つまり、完全な解散という形になる。
ネックレスの石を握りつつ、申し訳なさそうに語る。
折角絆を深めたのだけれど──。
どのようにこの遊園地から目覚めるのかも知らない少年にとって、マストと出会わないまま終わるかもしれないことは気掛かりであった。]
沢山ありがとう、マウスくんのお陰で本当に楽しかった
マウスくんがいなきゃ出来なかったことが沢山あったよ
……最後まで楽しんでね!
[手を振り、征く宛もまだ知らないまま駆け出した。*]