ジョン

　　ハロウィンの魔法はもうすぐ解けちゃうし、
　　今年もこのままで終わっちゃうかもねぇ。


［君が沢山の命や記憶を抱えているというのに、
　俺と来たら自分一人の記憶すら手放して。
　それでも思い出せないのなら仕方がないと
　諦観して、無知という罪を重ねている。
　それはそれで、なんだか申し訳ない気さえ
　してくるけれど。

　　　　　　それでももうすぐ町は眠りにつき、
　　　　　　夜が明けるのを待つばかりだ。］**