─アリアのお姫さまと─
[なぜ、彼女に声をかけたのか。
身内を失った少女への同情?親切心?
まさか!
アリアの人間がどうなろうと、どうでもいい。bloodsunも、リベリオンマウスも、暮れぬ朝の王も、リリオ・カサ・ブランカも、地下帝国も、それ以外も……誰が死のうがヌルには関係のないことだ。
お友達がいなくなってしまうのは悲しいけれど、人はいずれいなくなってしまうものでしょう?
何かあったのかという問いには、首を傾げる。]
さあ?夜雀亭には行っていないから。
[グレーのパーツを日にかざしてみる。
なにも見えない。]