……僕のなくした宝物はこれだよ。[逆に、僕の方は見つけられたのかを聞かれれば。 そっと懐からポートレート冊子を取り出す。>>2:256 僕の大切なものが詰まった『存在』と言う作品。 誰かが忘れても 僕は絶対に忘れないという決意を込めた宝物(想い出)。 僕の中から消えてしまったものは 確かにここに残っていた。 大切な人の名前を忘れた、とは伝えずにイノリくんが手に取るようなら手渡して。]