星狩りの国-暁の街-

26 ― 境界の先への手紙 ―


泥の男 ガァド


不定形な体を見返して、始まりの頃から思い返す。


『…………』



目が覚めたとき ■は砂浜に倒れていた。
呆然としたままなぜここにいるのかもわからず
しかしそれに頓着せず 何が自分を自分にしているのか
ぼんやり考えていた気がする。

…そして…ガラクタの中から、鞄を見つけた。
思い返すと、随分とガラクタやゴミなどのある場所に
惹かれていた…ような 自分の仲間みたいに感じて

…鞄を見つけたあとは…そう。
ひたすら だれかにきづいてほしくて 
手紙をおくっていた ■のおわったものがたりを

(61) 2024/09/27(Fri) 20:42:27

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