はいはい、異常なしね。─…え?ツケ?払ってくれない客に言うのは、俺らの仕事じゃないって。あれ、これ前も言わなかったっけ。[ ひらひらと緩く手を振り、「じゃあね」と次の遊郭へとゆっくり歩いた。きっとまた同じような遣り取りとなるのだろう。それも挨拶の一つだと思えば悪くはない。 ][ そうやって遊郭街を巡り、広場へ抜けていくだろう。 ]→ 悦びと恵みの広場 ─