綺麗。…だけど、これって……
[コウにいのお店のお菓子って
彼の故郷のものばかりだった筈で
ボクらがいつも食べてるようなケーキが
店頭に並んでいたことは無い。
だから目の前に現れたそれはちょっと意外で。
驚いたように彼とケーキを見比べていると
コウにいがどこか照れくさそうに解説をしてくれて。]
…………、……へっ、
こ、これボクのイメージなの!?!?
[確かに全体の色合いとかは
ボクの髪や目、よく着てる服っぽいけど。
な、なんか、なんか、すごいものを貰っている気がして、
ボクは一瞬言葉を失ってしまって
代わりにどんどん顔が赤くなっていく。]