成程、貴方は「未知への世界の扉を開かれては困る大人」
の行動原理は理解出来た、と。>>1:334
物語の中で彼らは主人公の少年に立ちはだかる存在ですが、
別に悪者として描かれていないのは面白い点ですよね。
見方によっては、主人公の少年のしている行動はとても無謀であり、
未知を暴くのは本当に良い事かと考えさせられる物語構成は
秀逸の一言でした。
[人は相手を理解する際に自分を基準とする。自分と異なる考え、思想を持つ者は中々に紐解きにくいものだ。それを補うためには「相手の立場に立ってみて考える」という想像力と配慮が必要になるが、これは言うほど簡単ではない。
特に、彼のように理屈で物を考えるタイプにとって明確な目的がなかったり、唐突だったり、法則性に乏しい子供の思考は読みにくいものなのだろう。
きっと彼はヘニーデ姫の脳内を覗いたら目を白黒させるタイプだ。]>>1:350