>>50 ヤワタ
まあ良いです、貴方も忙しいのでしょうし。
[彼のベッドであり公共のベンチでもあるものへ向かう。よかった空いてた、と呑気に喜ぶ姿をやや遣る瀬ない気持ちで見る。]
住み込みの仕事とか、探してみていますか?
貴方はまだ若いし人と話すのも上手ですし、
そうしようと思えば野宿の暮らしから脱せると思います。
[この忠言も何度目だろう。治験の見返りにほんの少しの衣食住を提供することや、ただ心配することしかできない。
緑色に発光する傷を見て、『光ってますね』と言った。]
ヤワタの傷はどうしていつも光ってしまうんでしょう。
不思議です。
……ん、でも膿んだりもしていないし順調ですね。
毎日お風呂に入っていますか。
[治験の協力を得ながらも、つい生活の指導まで口出ししてしまう。
生活の出来てなさについてあまり人のことを言える立場にないが。]