[さあ、朝の王様。]
何はともあれ、私は生き残ったよ。そう、それだけ伝えたかったの。
[答えを聞かせて。]
思い出話はいらない?それじゃあ早速本題に移りましょう。
[不意に立ち上がり、彼に背を向けて歩く。くるっと振り返れば、彼はどうしているだろうか。
座って少女を見つめている?合わせて立ち上がる?あるいはそのどちらでもないのかもしれない。
もし座ったままだったとしても、立ち上がって尚見上げるその男に、少女を覆うばかりの巨大な腕を差し出す。]
直接聞きたいわ。ねえ、おじ様。私の手をとってくれるよね?
[わかりきったその答えを。さあ! さあ!!*]