星狩りの国-暁の街-

39 おひとりさまCafe7


客人 シュクル

あー、もしかして、これ、そんなに、珍しく、ない……?

[自分ひとりだけはしゃいでしまったかもしれない。少しずつ小声になっていく。
顔が火照っているような気がする。顔も、赤くなっているかもしれない。

恥ずかしくて少し視線を彷徨わせると、少女の前には、どうやら白磁のスープカップしかないらしい事に気がついた。
まだ、食事を頼めていないのだろうか? それとも、頼んだ食事を待っている最中なのだろうか?

どちらなのかは少年にはわからなかったが、前者なら、自分と同じだなあと、現実逃避の思考を重ねながら、少女の返事を待った。

もし、一連の流れに不審がられてしまうようならば、少年は顔を赤くしながらスープをひとくち、飲むだろう。]**

(64) 2025/04/13(Sun) 00:15:37

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