夜分の非礼をお許しください
大丈夫ですよ、この店は潰しません
「夜の女王のアリア」の意向は、ですけれどね
[片膝をつき跪くと、少女の顔を見上げながら。]
先程、公爵と言う方が亡くなった
……と言う、知らせが入りました
我々「夜の女王のアリア」と言う組織のトップであった方
そしてあなたの祖父にあたる方です
[今まで伏せてきた情報をすべて開示していく。
公爵の死以外は、既に知っている情報だろう。けれど自身の口からこれらを語るのは初めての事。
戒口令を敷いた者は既にこの世に在らず。であれば、話してしまっても構わない。
無論彼女が望むであれば、これ以上の情報も全て喋るつもりでいる。]