[私は身を引いて彼女を招き入れる。船室はVIPルーム(もしかしたら社長さんが利用しているかも?)以外は同じ構造だろう。それでも彼女は珍しそうにきょろと、そわとする。足取りは宙に浮いているようだ。無重力をさ迷うように。彼女は私が飾っているサインに気付いたようだ。弾む声に喜びが滲んでいる。] ええ、勿論です。 毎日眺めていましたよ。 ホワイト・マーブルで私がどんな住居に住むのか まだ決まっていませんが、 その部屋にも必ず飾りますね。>>42