それじゃ・・・マウスちゃん、良いもの見せてくれたから。
おばあちゃまも、恥ずかしいけど頑張っちゃおうかしら。
[腰のポーチから一粒、種を取り出して。右手の掌に乗せる。]
≪咲いて≫≪貴方の命を頂戴ね≫
[掌にのせられた種はみるみるうちに成長し、紫色の薔薇の花を咲かせて。薔薇の花を包むように、右手を握る。
次に右手を開けば、掌の上に紫色の小さな水球が浮かぶ。]
それじゃ、ここでいいかしら。
[彼に了解を得て、パーカーの上に右手人差し指でサインをするように指を滑らせれば。紫色がそれに追従してパーカーに文字を浮かばせる。]
うふふ、魔女のおまじない。気に入ってくれたかしら。
[いたずらっぽく笑って見せた。
紫の薔薇の花言葉は尊敬。若いのに学術を修めようとする彼への言葉**]