>>50ズっちゃん
…そ?それならいいけどさー。
[その割りにはあなたの声が震えていることに浮浪者は気付きましたが、趣味ではないので敢えてつつきはしなかったでしょう。]
まーまー、ズっちゃん。芸術には理解されない部分もたくさんあるのは分かるし、気持ちが悪いと感じるのも普通なことだと思うけどさー。
[辺りを見回しながら、そう、自身の考えを述べるでしょう。先ほど感銘を受けた絵画のようなあなたの姿を思い浮かべながら。]
やっぱり綺麗だと思うものは綺麗だし、心を動かされるものを描きたくなっちゃうんだよねー。
あ、それじゃない?ほら、ズっちゃんの足元の…
[あなたの側で男が指したのは、あなたが入っているタライの中。泡の浮かぶ水面に1枚の写真が見えるでしょうか。]
俺ちゃん的には自信作だと思ってるんだー。良かったらズっちゃんにあげるよ、魂?は取られないからさー。
[そうして拾い上げた写真には、繊細で、鮮明に、そして絵画のように"『裾を捲る女』"(>>1:52>>1:114)が少々ズレて写っていることでしょうね。]