[ベランダに出れば使い魔の鴉を二匹呼び寄せる。 首元の首輪にしっかり手紙を巻き付けて、 一通は宛名を指定して飛ばし、 もう一通は「とりあえず同胞のとこ」とだけ指定して気ままに飛ばしてみる。 鴉は闇夜でも煌々と灯る明かりの中を飛んで行く。 俺はそれを見送りながら、夜が明けるまでギターを奏でていた] ────♪[何物にも囚われない自由な魂が、家族を、愛を問う。 そんな旅の途中の気ままな音色]