アリガトウ、ございマス。
また、オハナシしましょう。マウスサマ。
また、あそんで、クダサイ
[そう言って手を振って、彼を見送ると試しにポチポチとボタンを押して、たまにもしもしと通信を送ったかもしれません。
また、時折ポケットの中で自然と押されたスイッチから、『ラピス』がどのような様子で遊園地を回っているのか、音声が流れてくるかもしれない。
そんなこんなで笑顔で別れ、『ラピス』は
サーカスショーの方を目指して歩き出しました。
ニンゲンサマが楽しい場所。
今のぼくの存在意義は、ココを楽しむこと、ダカラ。
タノシイとはなにか、
この胸にポッカリと空いた穴の正体を探して**]