[最初にお花を育てる事に興味を持ったのは。
本当に小さい頃の冒険譚。
村の外れのお屋敷で。
シルヴァンに出会ったの。
その頃の彼の薬草園は小さな物だったけれど。>>20
物知りの彼は私の知らないたくさんの事を教えてくれた。
見たこともない綺麗で繊細な色付きの絵が描かれた。
『図鑑』と言う物も見せてもらったの。
彼は草花の効能についても話して聞かせてくれあけど。私は図鑑に描かれた花の美しさに夢中になった。
『きれい』と呟いた。
『私にも育てられるかな?』
まだ字も満足に読めなくて。
図鑑を読んでもらってたような私に。
シルヴァンはなんと答えたのだったかしら。*]