暮れぬ朝の王について
[自由を尊ぶ自堕落の王が、
夜の女王のアリアを統べる
公爵に
とんでもないことを言い放ったとき、
>>30>>31まだ幼さの残るページボーイは、口をあんぐりと開け
コイツ何言ってんの???と呆れ果てていた
だってそうだろう。
部外者がいくらでもやってくるこの国を守るために、
我らが
公爵がどれだけ苦労したか!
まだまだ対立と紛争が多いこの国を
とりあえずは鎮め、自滅を避けさせたのに、
あろうことか、この王様は、
自由を愛するが上にすべてを捨てて、
また渾沌を呼ぼうとしているなんて!
戦争ばっかしている隣国たちをまるで笑えないではないか]