[気付くと和風の建物の前>>#3。 ぽつん、と置かれる手のひらサイズのぬいぐるみ、一つ。 愛らしい顔をして、じっと立つ。 じっと微動だにせずいたそれを、女将はどう思ったのか。 暫くするとこて、と首が傾き それに合わせて小さな手がにぎにぎ、と握られる。]