[休戦連絡を受け>>26、乱暴に放っていた荷物を集める。
情報伝達が上手くいかずに、襲ってくる者がいるかもしれない、と境界線の警戒は忘れなかったけれど、ちょうど、ぞろぞろとあちこちの物陰から、パワードスーツが頭を出したところだった。]
うわあ…石でもひっくり返した気分だな。
まあ、ヴァルハラの連中に言ってもわからんだろうが。
[自国には僅かに残る自然を思い出す。
とはいえ、ソレらもナノマシンに管理されていて本当に自然的か、と言われれば怪しかったけれど。
ヴァルハラ軍の後方へと、なんとなしに視線を向ける。
遥か遠くで、互いの視線の先がぶつかり合ったかも知れないけれど、それは互いに知れることではない。>>44]