[彼の話を聞いたところによると
…仕事ばかりの自分には輝かしい、
当たり前の大学生活の話だった。
サークルのバンドはとても楽しい話だった。
就職も決まり、友達との北海道旅行の約束…。]
いいじゃあないか!
当たり前の人生…君はそう思うかもしれないが、
夜職などもしたことがある僕には…
やはりいいものに思う
それなのに、最後が思い出せないというのはなんだか奇妙な話だな……寒くて…暗くて…か…推理をするにもなかなかヒントが少ないな
…けど思い出せないということは、あまりにも突然過ぎて認識するのも出来なかった、とか…もしくは思い出したくないような何かがあるのか?…君の人生にそんな恐ろしいことがあったとは思いたくないが…
[ごろごろごろごろ、ごーろごろ。大きくなあれ大きくなあれ。雪玉を大きく大きくしながらも、彼の生い立ちについて推理する…うん、わからん!なんとなく突然の事故な気もしているが…それでも消えない違和感はなかなか不思議な感じだ]