満月の日を迎えて
[日々はめくるめく過ぎていき、ついに満月の日を迎えた。
ギルドの招集に従い、わたしたちはギルド庁舎へと向かう]
……なんか、緊張する
[この機を逃せば一生元の世界に戻る事はない。
とっくに覚悟は決めたけど、人生における大きな選択を目の当たりにするのだから、結構心臓がドキドキする。
わたしの緊張はつないだ手を通してオズ君にも伝わってるだろうな]
万が一、わたしがゲートに吸い込まれないように…
絶対に手を離さないでね
[何せ来た時は無意識のうちに吸い込まれたのだから、今度ももしかしたら、勝手に吸い込まれるかもしれない(そんな訳ないのだが)
やがて、帰還の門の付近には、旅人たちとその世話役が一同に会するのだろう。
全員がそろった後で、ゲートを呼び出す儀式が始まった
>>8]