[涙がきれいにしてくれた。>>-84
ラピスにはなんとなくわかりました。
胸の中にあった穴に溜まった空っぽがすべて、水で満たされて、ざばぁと嫌なものを洗い流して、とてもきれいな…心を温めてくれるようなものだけが残ってくれた感覚。]
…泣くのも、いいことなんですね
[…そう、笑顔になりました。
……その後、ルリビタキが告げてくれた言葉に>>-85、
ラピスはようやく「スクラップされる」という言葉が、
ユラの心に(…そして他の人たちにももしかしたら!)、
翳りを作ってしまったことに気づきました。
…自分自身は捨てられた存在だと言う前提が、
抜けきらなかったせいでもあります。
けど、ユラのおかげではっきりとわかります。
ユラは現実の僕についても心を痛めてくれてるって。]
……ユラ、ユラは優しいです。
[…もう一度、少年魔法使いはルリビタキさんに伝言を頼みます。…ユラのその心優しさに。報いたいと思ったのです]