あんたさあ!ろくに働きもしないくせに
好きなことばっか言うもんじゃねーっての!
椅子に座ってグータラばっかじゃねーか!
フィジシャンを見習えよ!あいつなんてどっから取ってきたか分かんねーくらいいろんな情報をたくさん仕入れてくれてるってのに
[と、他の幹部と比較して怒るが、一方古めかしい椅子に深く腰掛ける公爵は笑ってその提案を受け入れただろう。
去るもの追わず、来るもの拒まず、
そして、この国のためなら手段は選ばず]
『いいとも。その時を楽しみにしているよ。
お前が、やる気を出してくれて私も嬉しいさ…』
[ひどく気分屋な朝の王様。
彼がやる気になる方が組織としてもありがたい。彼を笑って見送ることに後悔はない。
たとえ最終的に一つの玉座を奪い合うとしても。それも一つの弱肉強食。
別派閥の存在を許すのは、そんな経緯もあるだろう**]