おはよう。ホワイトくん、それに名坂さん。
[それに五十嵐と佐次の姿もあったかしら?
居たなら彼らにも軽く挨拶する。
いつもなら彼女たちと交流もするのだけれど今回はそれぞれが婚約者たちと参加している。
だからその間に入るのも悪いだろう。
その後に公共交通機関に乗ったところで女子と男子に分かれるのも……と、一応は夢助と近くにいる事にしたけれど。
──視線を逸らして車窓の外を眺めていたのは、過去の嫌な経験を思い出したくなかったから。
ツン、と取り澄ましたようになってしまったのは、ただそれだけなのだけど。]