からん、とペンを落として。 こんなことを祈られたとてよい迷惑だろう。 手紙一枚分の重責を勝手に背負わせたような、 そんな内容になってしまったかもしれない。 私の自己満足。誰が受け取るかも知れないもの。 ──だから、気にしなくていいの。 そんな独りよがりを込めて、封をした。