これは確かに楽しい夢の世界だ! 王城の頂点に立つ美麗なる“人間サマ”が “地を這わ”され王城から蔑まされる 機械(メカ)に変じるなんてなあ!![人間から機械へ――「ヘロンの常識の範囲での」その例が頭の中に全く浮かばなかった訳では無かったが、まあそれとも違うのだろうとなんとはなしに覚りながら。 哄笑するこの合成音にも挙動にも、皮肉こそあれ嫌悪や恐怖の色はない。 寧ろ心からこの状況を楽しんでいる、そんな笑い方だ。]