[首の動きは最小限ながら、情報は幾つも拾える。
これだけでもいっぱいいっぱいなくらいだ。
相変わらずピギーは足音がしないし。
なんとなくだけど、気配が薄い気さえする。
見失うことが一度もなく、はぐれる不安がないのは、ピギーがしっかり服を掴んでくれるからか。]
あれ?
[ピギー>>61の示す建物を眺める。
大きな建物だ。壁の飾りが特徴的すぎてすぐ目を引く。]
つ、作り物だよね?
[まずそこが気になった。
異世界だと何でもあり得そうで。]
あ、ああ、前に話してた、鳥の教えてくれる時計!
[鶏とカラスはここにもいるんだなぁ。]