ー 終のお宿 : 廊下にて皇くんとともに>>50 ー
[除夜の鐘にしては大きく、
そして回数も多い不思議な鐘の音を聞きながら、年越しそばを食べ終わった青年は、ごちそうさま!と廊下に出ることにした。
ああもちろん、ともに年越しを楽しんだ茶々丸くんには、(おそらくは彼が元犬であることも紅白などを見ながら聞いていたことだろう)彼の頭をワシワシと撫でてあげて。2:243]
…来世では元気でな!!!なに、人間は悪いやつばかりじゃない!
真実の愛を持つものは…かならずいるんだ!!!
君とは、来世でぜひ会いたい…!!!
そして、君が得た真実の愛について、この僕におしえてくれたまえ!!!
[と、そう言って…廊下に出たところで…
少し歩けば…どうやら何か気持ちに変化があったらしい。
心なしか、スッキリした顔の皇くんがそこにいた>>50]